Uno Platform でクロスプラットフォーム開発

Uno Platform とは

C# を利用して、iOS, Android, Windows 10 (UWP), Webアプリ(WebAssembly)を開発できる、アプリ開発プラットフォームです。
簡単に言うと、C# と XAML を利用して、Windows 10 (UWP) アプリを作成するだけで、iOS、Android、Webアプリが出来上がります。

Uno Platform 利用準備

それではさっそく、Uno Platform を利用できるように、準備していきましょう。
Uno Platformは、VisualStudioの拡張機能をインストールすることで簡単に利用できます。

VisualStudioを起動して、メニューから「拡張機能」→「拡張機能の管理」を選択します。

「拡張機能の管理」画面で、検索Boxに「uno」と入力し、「Uno Platform Solution Template」のダウンロードを選択します。

ダウンロードが完了すると、画面下部に「変更内容がスケジュールされます。～～～」と表示されたら、「閉じる」を選択し、VisualStudioをいったん終了します。

「VSIX Installer」が起動して、拡張機能のインストール準備が始まります。

「Uno Platform Solution Templates」と表示されているのを確認し、「Modify」を選択します。

VisualStudio に UnoPlatform拡張機能がインストールされます。

「変更が完了しました」と表示されたら、「Close」を選択します。

以上で利用準備は完了です。

Uno Platform で Hello, World!

Uno Platform の利用準備が整ったので、さっそく利用してみましょう。
VisualStudioを起動して「新しいプロジェクトの作成」を選択します。

「新しいプロジェクトの作成」画面で、検索Boxに「uno」と入力し、「Cross-Platform App (Uno Platform)」を選択して、「次へ」を選択します。

プロジェクト名に任意の名前を入力して(ここでは「UnoProject」とします)、「作成」を選択します。

各プラットフォーム向けのプロジェクトがそれぞれ出来上がりました。

実は、この時点で「Hello, World!」を表示するプログラムが出来上がっています。

さっそく実行してみる

Windows10向けのプロジェクトを実行

まずは、Windows10向けのプロジェクトを実行してみましょう！
スタートアッププロジェクトに「UnoProject.UWP」を選択して、「▶ 開始」を選択します。

アンドロイド向けプロジェクトを実行

次にアンドロイド向けのプロジェクトを実行してみます。
スタートアッププロジェクトに「UnoProject.Droid」を選択して、「▶ my_device」を選択します。

iOS向けのプロジェクトを実行

次にiOS向けのプロジェクトを実行してみます。
ソリューションプラットフォームに「iPhoneSimulator」、スタートアッププロジェクトに「UnoProject.iOS」を選択して、「▶ iPhone xxx」を選択します。

Webアプリ向けのプロジェクトを実行

次にWebアプリ向けのプロジェクトを実行してみます。
スタートアッププロジェクトに「UnoProject.Wasm」を選択して、「▶ IIS Express」を選択します。

macOS向けプロジェクトを実行

最後にmacOS向けプロジェクトを実行してみます。
スタートアッププロジェクトに「UnoProject.macOS」を選択して、「▶ 開始」を選択します。

こちらは必要なモジュールが足りないのかエラーになってしまいますね。。。
実行環境がWindowsだからなのか分かりませんが、今時点ではmacOSのプロジェクトは実行できないようです。

以上で、各プラットフォームで「Hello, World!」が実行できることを確認できました。

今日のまとめ

Uno Platformを利用すれば、iOS, Android, Windows 10(UWP), Webアプリ(WebAssembly)をまとめて作成することができる